人間は昔も今も変わらないのか
子供の頃よく思ってたのだけど、
「悪いことをする大人」ってどうしているんだろう?
と思っていた。
なんでかって、子供には「悪いことしちゃいけない」って教えるわけじゃん。
そいで、頭が良い子供は、「なんで悪いことしちゃいけないか」が分かって、悪いことしないわけじゃん。
で、大人はだいたい、子供より頭がいいわけじゃん。
でも実際には、すごい頭良さげな人とか、どっかの社長とか、どっかの政治家とか、いかにも「悪いことしちゃいけない」立場の人が、むしろ悪いことしてるみたいな。
で、何が悪いことで、何が善いことか、決めたっていうか、発明したっていったほうがいいのかも知れないけど、そういう人が、「イエス・キリスト」だったり、「釈迦」だったり、「孔子」だったり、それに連なるたくさんの偉人・聖人だったりするわけだよね。
僕は、「善い」「悪い」って地球が誕生する前から宇宙にもとからあるってわけじゃなくて、人間が決めてる部分は少なからずあると思う。
だってさ、「かっこう」が他の鳥の巣に自分の卵産んで、雛を他の鳥に育てさせるのとか、人間の倫理観からしたら「悪いこと」してる生物ってたくさんあるけど、彼らが「悪いこと」してるっていうのは何か違う気がするからね。
「嘘」を言ったり、他人を陥れたり、というのも、普通は「悪いこと」なわけだけど、よく考えたら、それってすごい高度な、他の生物にはない人間だけの特徴なわけで、宇宙人が地球を観察してたとしたら、「すげー、なんか人間てけっこう高等な生物だよ」なんて言ってるかもしれない。
閑話休題。
もろもろの聖人・偉人とかが言っていることは、いちいちすげー分かる。ああ、そういうわけで、悪いことしちゃいけないのね、っていうのが。
彼らの倫理観の上に現代社会が成り立っているので「分かる」のは当然かもしれないけど。
でも、なんで世の中から悪いことがなくならないんだろう? 何千年も前の人達も、今の人達と同じようなことで相変わらず悩んでる。
それとも、今の世の中は昔と比べたらかなり良くなってて、かなりましになってるってことなんだろうか。そんな気もする。
奴隷制度とかないし、女性差別とかないし、侵略戦争とかダメってことになってるし、「世界標準の倫理観」はかなり発達して、しかもある程度ちゃんと機能してるよね。もちろん完全にってわけじゃないけど。
教育だって普及した。昔は一握りの人しか得られなかった知識が、誰でも手に入れられるようになった…。
迷信とかも今はだいぶ一掃された。昔は宗教の世界観本気で信じられてたから、すごい恐ろしい世界だったと思うよ。「魔女狩り」とか「十字軍」とか。「占い」を遊びで楽しめるっていうのはとても贅沢な時代だよね。
でも、「知識」とか「哲学」って、人間を変える力を持っているんだろうか? という疑問がある。
例えば、『「現代科学」は「古代ギリシア哲学」の注釈に過ぎない』なんてショッキングな言葉がある。
古代ギリシアではホントに徹底的にいろんな思想が考えつくされていて、現代において最先端の化学的発見があったとしても、「アイデア」自体は既知のものだったりするのだよね。
一番有名なのは、「アトム説」かな。世の中の全てのものは、それ以上分割できない「アトム」という単位から成る、というのがアトム説だけど、古代ギリシアでは純粋に「ロジック」だけでそういうアイデアに至った。現代科学では、これを実験によって証明した。他にもこんなんはいくらでもある。
あと、哲学に関して言えば、釈迦の思想って現代視点からしてもそうとう進んでる。何千年も昔のものを読んでそう感じるってことは、哲学が昔と比べて発展してるっていう感じがしないんだよな。
昔と比べて、どういう部分では人間は成長してるんだろう? どういう部分では人間は変わることができないんだろう?
このテーマでもうちょっと考えてみるかな。
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