300(スリーハンドレッド)
紀元前5世紀くらいの話。スパルタ教育の語源で有名な、スパルタ軍の精鋭300人が、ペルシア帝国数十万の軍勢に挑むという話。
これはスゴイ映画。一応史実をもとにしてるらしいけど、歴史的な話って言うより、ほとんどファンタジーに近い。
どんなファンタジーかっていうと、筋肉ムキムキに鍛え上げた屈強な男共が、ほとんど裸、ビキニパンツ一丁で戦うっていう…。
映像は独特。色調がまるで絵画みたい。映像の美しさに徹底的にこだわってるって感じ。ストーリーはほとんどオマケで、映像の美しさを楽しむ映画と思う。
以下からはネタバレ含む感想。
映像は申し分ないのだけど、ストーリーがちょっと気に入らなかった。
300人のスパルタ精鋭が勝ち目のない戦いを挑んで、「死ぬ」というのは、日本で言えば武士道のような、「男の美学」を表現したかったんだと思う。
実際、序盤ではそういう美学のもとに話が進んでいた。現代の倫理観じゃなくて、ちゃんとスパルタの(現代からは異常に思える)倫理観で話が進んでいて、面白い。
富と服従よりも、死と名誉を選ぶ、っていう…。
でも最後の方の展開だと、300人の精鋭の死は無駄ではなく、後にギリシア全土がペルシア帝国に対して決起するための礎(いしずえ)になった、ってオチになってた。
なんか・冷めるよ。そんな「いかにも」なオチを用意されると。
ハリウッドって、なんでもかんでもハッピーエンドにしなきゃ納得できないんかね…。
ムキムキの半裸の男共が、圧倒的多勢の敵にズバズバ勝っていって、最後には皆殺しにされる、っていうだけでゾクゾクするような魅力的なストーリーと思う。それ以上なんも付け加えない方がいい。
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